第1分野の選択科目を新しく開講いたしました!

第1分野の選択科目を新しく開講いたしました!

選択科目【第1分野】『カーボンニュートラル(CN)の必要性と重要性及び対応策』
選択科目【第1分野】『カーボンニュートラル(CN)に資するパリ協定』
 講師:熊野新道 清水 里香

<講義内容>
(前半部)
カーボンニュートラルの概念を理解し、その重要性を認識することが求められています。気候変動対策においてカーボンニュートラルが果たす役割を深く理解するためには、IPCC第6次評価報告書に基づく科学的根拠を学ぶことが重要です。本講義では、カーボンニュートラルの必要性を理解し、その達成に向けた具体的な経路と対応策を学習します。特に、カーボンニュートラルがなぜ重要であるかについて深く探り、IPCC報告書を通じて、カーボンニュートラル実現に向けた道筋と必要な対策を学びます。これらの学びを通して、持続可能な未来に向けた人類の役割について深く理解し、カーボンニュートラルを実現するための素養を身につけることを目指します。

(後半部)
気候変動に対する経済界の動向とセクター別の緩和策について、ケーススタディを通じて学びます。まず、気候変動がもたらすリスクに対する金融界の対応を理解し、特にTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)やサステナブルファイナンスの重要性について解説します。次に、エネルギー、産業、運輸、建物、AFOLU(農業、林業、その他土地利用)、都市など、各セクターごとの緩和策を具体例とともに詳細に学びます。これにより、日本国内外の事例を基に、温室効果ガス削減に向けた基本的な対応策を習得し、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを深く理解することを目指します。

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<講義内容>
(前半部)
パリ協定の目標や構成、メカニズムを理解し、COP(気候変動枠組み条約締約国会議)の歴史と各国の役割を解説します。まず、パリ協定とその構成を把握し、国連交渉機関やCOPの歴史を通じて、パリ協定がどのように形成され、進化してきたかを学びます。次に、パリ協定の実施指針であるルールブックや、各国が提出するNDC(国別の温室効果ガス削減目標)についても解説します。また、各国が実施する温室効果ガス排出量の算定手法、報告、審査のプロセスを学び、これらがPDCAサイクルとして政策の改善にどう寄与しているかを探ります。講義を通じて、パリ協定および気候変動に対する国際的な方針動向について包括的な理解を深めます。

(後半部)
国家によるパリ協定の実施、および地方自治体、企業、市民の対応について、具体例を交えて学びます。まず、気候変動における重大な課題である排出ギャップを理解し、日本を含む主要国のパリ協定実施方針を学習します。地域特性を活かした気候変動対策の重要性や、地方自治体が果たす役割とその対策事例についても詳しく学びます。さらに、企業の気候変動対策において重要なGHGプロトコル、SBT、RE100といったキーワードを理解し、サプライチェーン全体での排出削減と情報開示の必要性を解説します。これらを通じて、パリ協定の目標達成に向けた多層的な取り組みを理解し、カーボンニュートラルに向けた包括的な視点を養います。

 

詳細は、開講科目一覧よりご確認ください。

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