令和2年度 SciLets受講者向けセミナー ~脱炭素と水素社会に向けて~を開催しました

3月17日(水)に、SciLets受講者、連携パートナー及び環境に興味をお持ちの一般の方々を対象に、SciLets受講者向けセミナー~脱炭素と水素社会に向けて~をオンラインセミナーとして開催し、約30名の方に参加いただきました。また今回は講演の後に、少し長めの質疑応答と意見交換の場をに設け活発なご意見をいただきました。

今回のセミナーが異業種交流等のきっかけ、或いは受講者・連携パートナーの皆様のほか,まだ受講登録をされていない一般の方々,現在学習を中断されている方々の受講のきっかけとなればと期待しています。 佐藤部門長の進行により、始めに国際環境教育研究センター長の梅川理事(情報・国際・環境担当)より挨拶がありました。

テーマ1 脱炭素とCO₂研究について(三重大学工学研究科 金子教授)
最近のカーボンニュートラルや脱炭素社会の動きを紹介しながら、エネルギー関係の最新の情報の説明がありました。
また、併せて三重大学で実施している、CO2の還元・変換法に関する研究の紹介と、今後の脱炭素社会の可能性について説明がありました。

テーマ2 水素社会と水素研究(国際環境教育研究センター 立石助教)
脱炭素化に向けた様々な取り組みにおいて、水素エネルギーが水から作ることが出来、エネルギーを取り出す際に温室効果ガスを発生させないため、石炭石油などの化石燃料に取って代わる、貯蔵できる再生エネルギーとして期待されていることなど、水素製造法や利活用の現状と三重大学で行っている水素生成実験の一例について説明がありました。

続いて質疑応答と意見交換ということで、各方面の参加者の方から、活発なご意見等が続き、最後にまとめとして佐藤部門長よりScLetsの現状報告と挨拶があり、盛況のうちに終了することができました。