以下2科目の選択科目を新しく開講いたしました。
- 【第06分野】『食環境から健康快適人生を可能 にするオーガニックフード・グレイニズム(講師 山本朝子)』<講義内容>
先進諸国は、年中昼夜問わずの飲食に塗れつつ、種々の痩身ダイエット法に振り回される「食べ迷い時代」を迎えています。日本では、時を同じくして、ガンの新たな罹病者数が年間100万超え、化学物質過敏症の難病患者も急激に増数中です。脳は、カロリーの高いものを選ばせ、満腹でも食を進め、蓄えておける飢餓本能を優先させますから、病気の治療や予防に、「あれを食べるな、これを食べろ」の食指導は有効ではありません。この講義で学ぶ「人類最適食」は、味や彩、香りも飢餓本能を完全に満足させ、楽しませまがらも、天寿を全うできるように人体機能を律するものです。細胞の進化の道筋からの食の考察や遺伝子学的検証、地球環境に根ざした地域固有の食文化の温故知新を図るアカデミックな学びを盤石とした後、その知識を礎にして、食べておいしいからこそ普及する、人類最適食、オーガニックフード・グレイニズムを探っていきます。 - 【第06分野】『パーマカルチャー:持続型文化の理論と実践(講師 古佐小基史)』<講義内容>
“Permaculture”(パーマカルチャー)とは、Permanent(永続性)と Culture(文化)を組み合わせた造語で、1970年代にビル・モリソンとデイビッド・ホルムグレンによって提唱された概念です。パーマカルチャーでは、人間にとって最もベーシックな文化である農業(agriculture)の持続可能性を軸に、自然の生態系の営みを模倣した手法で環境に介入することで、環境にネガティブなインパクトを与えることなく、生活に必要な物資の生産性と生存のための快適性を高度な水準で持続させることが可能なシステムをデザインします。また、それを行う主体である人自身も、能力開発と心身の健康増進に取り組み、本来の能力が十全に開花し恒常的に発揮される状態を目指します。本講義では、講師のカリフォルニアの自宅に設置された試験的持続可能型ファームから、パーマカルチャーの理論とその実践例を紹介いたします。詳細は、開講科目一覧よりご確認ください。
興味のある方は、ぜひとも「この事業に参加するには」より受講の申込みをお願い申し上げます。